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日本でのビジネス
マネジメントからのメッセージ
 
ピムコジャパンリミテッド 取締役社長 高野真
 
成熟期の日本経済の中で

既に高度成長期から成熟期に移り、成長率が低下する日本経済にあって、対外純資産や個人の金融資産、外貨準備は増加し、金融のストック化が進行しています。この流れは、成長の源泉がそれまでの製造業から、第三次産業、つまりサービス業に移りつつあることを意味しています。加えて、この金融のストック化を如何にマネージしていくかという面も含めると、資産運用業というのは、第三次産業という成長産業にある金融業の中でも、とりわけ成長が期待できる分野と言えるのではないでしょうか。

また、少子高齢化も確実に進行しています。この少子高齢化によって国内の総需要が減退するため、製造業は海外へ市場を求めねばならなくなりますが、金融業については今後に向け政府が中心となって盛り立てていくことが可能ですから、我々がいる資産運用業は、少子高齢化によって日本経済が衰退化する中での一つの大きな鍵となる業界になるのではないかと考えています。

PIMCOという会社は、スローガンとして『Authority on Bonds』ということを掲げています。これは、債券に特化して、資産運用業の中でリーディング・カンパニーでありつづけよう、という信念を表しています。

実際に、私たちは世界最大級の債券運用会社として、世界で約93兆円(2009年12月末現在)を超える資産をお預かりしているわけですが、一方で全従業員は1200人強と極めて少数であることも特徴です。つまり、PIMCOという会社は、大きなビジネスを最小限度の人数で効果的行っている企業であると言えます。

 
チャレンジとイノベーション
 
私は、若い人というのはいろんな可能性を持っていると考えており、この可能性をキチンと会社組織の中で役立てて欲しいと思っています。その意味でも、当社では常にチャレンジとイノベーションの心を大切に考えています。具体的にはどんな人材が欲しいかと質問されますが、若い人の職歴などはせいぜい数年程度ですから、履歴書を見てもその人を語ることは出来ません。従って、若い人を採用する時には、その人の可能性を最も重視します。ではどうやって可能性を判断するのか、基本的に3つの要素があると思っています。


一つは、ビジネスを行う上での地頭の良さ。これは、学業成績の良し悪しではなく、話したことをキチンと返してくれるとか、正しい受け答えが出来るかと、こう言ったビジネス上の基本的な能力を持っているかというとことです。

二つ目は、ヤル気だと思っています。世の中には天才という人もいますが、天才ではなくても天才のように、非常に大きな力を発揮する人がいます。これはひとえに、その人の能力を如何に引き出すかという本人のヤル気の問題だと思います。従って、常に高い志を持って仕事を楽しみ、そしてもっと良い仕事をしたいと思ってくれる人と働きたいと思っています。

三つ目。これはやはり人柄だと思います。特に当社は少数精鋭を標榜している会社ですので、いつも同じメンバーと朝から晩まで顔を合わせるわけです。そういう中では、お互いに良い仕事をやる上で、やはり人柄というのが非常に重要だと思います。

最後に、私は常にどんな仕事でも面白くなければ、仕事じゃないと思っています。勿論、お金を稼ぐことが、仕事を行う上での目的だという人がいるかも知れませんが、私自身は、出来れば一緒に働くみんなに仕事が面白いと思ってもらいたい。ですから仕事が面白い、この会社で長く働きたいと、そういう雰囲気を作っていきたいと思っています。

 
 
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